計算方法と根拠

服薬管理指導料とは

薬局で薬剤師から薬の飲み方や飲み合わせなどの説明(服薬指導)を受けたときに、処方箋の受付1回につき算定される料金です。令和8年6月の診療報酬改定で、かかりつけ薬剤師指導料(76点)は削除され、かかりつけ薬剤師が行う場合も、それ以外の場合も、同じ点数になりました(原則3か月以内に手帳を提示した場合は45点、それ以外は59点)。

窓口負担の計算

点数に1点あたり10円をかけた額が総額です。窓口では、そこに自己負担割合(1〜3割)をかけた額を支払います。10円未満の端数は、5円未満を切り捨て、5円以上を10円に切り上げます(健康保険法第75条)。たとえば45点・3割なら 450円×0.3=135円で、10円単位に直して140円です。

計算例

59点・3割の場合、総額は590円、3割で177円、端数処理後は180円です。45点・1割の場合、総額は450円、1割で45円、端数処理後は50円です。

使っている式

計算式
名前やっていること式
服薬管理指導料の点数指導の区分に応じた点数です。pts = if(kubun == 1, pt1, pt2)
服薬管理指導料の総額(10割)点数に1点10円をかけた額です。cost = pts * yen
自己負担割合をかけた額(端数処理前・1回)総額に自己負担割合をかけた額です。exactOne = cost * ratio / 10
窓口負担(10円未満の端数処理後・1回)5円未満は切り捨て、5円以上10円未満は10円に切り上げた額です。burdenOne = round(cost * ratio / (10 * hasuu)) * hasuu
窓口負担の目安(1回あたり)(結果)10円未満を四捨五入(5円以上は切り上げ)した額です。burdenOne
窓口負担の目安(回数分の合計)(結果)1回あたりの窓口負担に回数をかけた額です。burdenOne * times
服薬管理指導料の点数(結果)指導の区分に応じた点数です。pts
服薬管理指導料の総額(10割・1回)(結果)点数×10円です。cost
端数処理前の自己負担額(1回)(結果)総額に自己負担割合をかけた額です。exactOne
健康保険などが負担する額(1回)(結果)総額から窓口負担を引いた額です。cost - burdenOne

式の記法: + - * / ^(べき乗)、かっこ、min / max / round / ceil / floor / pow / abs / sqrt、if(条件, 真のとき, 偽のとき)。round(x, 桁) は四捨五入、ceil は切り上げ、floor は切り捨てです。

設定値(定数)と出典

設定値と出典
項目値出典時点見直しの周期
服薬管理指導料 1(3月以内・手帳提示)の点数45点厚生労働省「令和8年度診療報酬改定の概要【調剤】」2026年10月28日診療報酬改定(2年に1回)のたびに出典を確認(次回見直し 2028年4月1日)
服薬管理指導料 2(1以外)の点数59点厚生労働省「令和8年度診療報酬改定の概要【調剤】」2026年10月28日診療報酬改定(2年に1回)のたびに出典を確認(次回見直し 2028年4月1日)
診療報酬の1点の単価10円診療報酬の算定方法(厚生労働省告示)。令和8年度改定の概要(調剤)でも点数×10円2026年10月28日診療報酬改定(2年に1回)のたびに出典を確認(次回見直し 2028年4月1日)
窓口負担の端数処理の単位10円健康保険法 第74条・第75条2026年10月28日法改正時に出典を確認(次回見直し 2028年4月1日)

入力できる範囲

入力項目
項目範囲初期値
薬局での指導の区分原則3か月以内に再度処方箋を持参し、お薬手帳を提示した(45点。オンライン服薬指導で同じ条件の場合や介護老人福祉施設等の患者も45点) / 上記以外(59点。初めての利用・手帳を提示しない場合・在宅で通院が困難な患者へのオンライン服薬指導など)原則3か月以内に再度処方箋を持参し、お薬手帳を提示した(45点。オンライン服薬指導で同じ条件の場合や介護老人福祉施設等の患者も45点)
窓口での自己負担の割合1割 / 2割 / 3割3割
処方箋を受け付けてもらった回数1〜100回1回

結果は、同じ条件なら本サイトのどのページでも同じ数字になります(ページの数字も、計算ツールも同じ計算の仕組みで出しています)。

ご利用にあたって

  • このサイトで出すのは服薬管理指導料だけの目安です。実際の薬局の支払いには、調剤基本料・薬剤料・調剤料・各種加算などが加わります。また、端数処理は項目ごとではなく請求全体の合計に対して行われるため、この目安と数円ずれることがあります。
  • 高額療養費、公費負担医療、自治体の子ども医療費助成などで負担が変わる場合があります。70歳以上や現役並み所得の方の負担割合は保険証などで確認してください。最終的な金額は薬局の領収書・明細書で確認してください。
  • 点数は厚生労働省の資料(令和8年度診療報酬改定の概要【調剤】・確認日 2026-10-28)をもとに加工して表示しています。このサイトは国・薬局とは関係のない個人運営のサイトです。